久しぶりにのんびりとハゼ釣りを楽しみ、大きな落ちハゼを2匹釣りました。家に戻る道すがら、 「このハゼを煮干しにして、出汁にしたらどんな味がするだろう?」と、ふと思いつきました。
マンション暮らしの我が家では、魚を天日干しにするのはなかなか難しいもの。でも、冷蔵庫を使えば、意外にも手軽に美味しい煮干しが作れました。
目次
冷蔵庫で作る、ハゼの煮干しの作り方
想像よりもずっと簡単で、手間もかかりません。 自然の恵みを、丁寧にいただく、そんな気持ちで、ひとつひとつの工程を楽しんでみてください。
1. ハゼを捌く

ハゼは大きくても20cmほど。数が釣れると手間に思えるかもしれませんが、煮干しなら三枚おろしにする必要はなく、内臓を取るだけで十分です。
- 塩でぬめりと鱗を軽く落とします。
- エラを取り、腹を裂いて内臓を取ります。
- 残った内臓は水でやさしく洗い流しましょう。
小さなハゼには針が残っていることもあるので、気になる方は頭も落としてください。
包丁を頭から入れて背骨まで切り、ちぎるように引くと、内臓も一緒に取り出せるのでスピーディーに捌けます。
2. 煮る
- 海水の代わりに、3.5%の塩分濃度にした塩水を作り沸かします。
- ハゼを入れて、約80℃のお湯で3〜5分ほど煮ます。(煮すぎると身が崩れ、旨味が逃げてしまいます)
3. 冷蔵庫で乾かす

- バットの上に網を乗せ、そこに煮たハゼを並べて粗熱を取る。
- そのまま冷蔵庫へ入れて乾燥させる。3〜5日ほど置いておくと、しっかり乾燥して硬くなります。
- 急ぎの場合は、脱水シート(ピチットシート)を使うと一夜干しに近い状態に。
4.保存
煮干しが完成したら、ジップロックなどで密封し、空気を抜いて保存します。
冷蔵で1〜2週間、冷凍なら1ヶ月ほど。
でも、せっかく自分で作った煮干し。 あまり寝かせすぎず、旬の美味しさを早めに楽しみたいものですね。
煮干しから丁寧にとった、贅沢な味噌汁

保存してから5日目。ちょうど良い具合に乾いたハゼを使い、出汁をとって味噌汁を作りました。
作り方(2人分)

- 水(400cc)にハゼを入れ、冷蔵庫で一晩寝かせて出汁をとります。
- 翌朝、鍋にそのまま出汁とハゼを入れ、具材を追加して火にかけます。
- ひと煮立ちしたら味噌を溶き入れ、できあがり。
湯気の向こうからふわりと立ちのぼる、煮干しとは思えないほど芳醇な香り。 口に含むと、ハゼの旨味がやさしく、けれど力強く広がります。
たった数匹の小さな魚が、一杯の味噌汁を贅沢にしてくれました。
釣る楽しさ。捌く時間。煮て、干して、待つ時間。 そして、丁寧にとった出汁で心と体を癒す。
それは、日常の中のちいさな贅沢でした。
のべ竿Days


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